●何度も試作を繰り返し、選び抜いた酵母

 パン生地作りに向いた酵母を見つけるため、果物や野菜、花などを集め、酵母を起こしてはパンを焼く試作を繰り返しました。

 そんな中、2010年の春に見つけたのが、桜の花から起こした酵母です。

パン生地を膨らませるための、発酵時間が長くかかるのが欠点ですが、さわやかな発酵臭が決め手となって、この酵母を選びました。

 以来、この酵母を継ぎ続けながら、パン作りを続けています。

「パン作りの極意は発酵にあり」を実感させてくれた酵母であり、当店に欠かせない大切な存在です。